過払い金請求してみた100人の体験談｜不安と後悔をなくす方法

最終更新日：2023年6月20日

当事務所（司法書士法人 みどり法務事務所）では「実際に過払い金請求を行った方の業者名や金額、お客さまの声」を一部公開しています。

また、WEBでアンケート調査を行い、過払い金請求を経験した100名の方にヒアリングを実施しました。

100名の体験談に触れることで「過払い金請求をする前に不安だったこと」や「手続き後に感じたデメリットや後悔」を体系的にまとめることができました。

「過払い金に心当たりはあるけど、請求しようか迷っている」という方は、ぜひ参考にしてみてください。

過払い金請求の5つの不安は解消できる

過払い金請求の経験者100名に「過払い金請求する前に不安だったこと」を聞くと、みなさんが抱えていた不安を5種類にわけることができました。

１．過払い金は本当に戻ってくる？

まず、2007年ごろまでに借金やキャッシング経験のある方は、過払い金が発生している可能性が高いです。

当事務所（司法書士法人 みどり法務事務所）では、過払い金の相談・調査を無料で行っています↓↓

調査して過払い金が発生していなかった場合、着手金（調査）無料の事務所なら、費用は発生しません。

また、返済中で過払い金で借金問題を解決できそうにない場合、同じ事務所で債務整理を依頼できます。

ただし、個人で請求した場合、計算をミスしたり、交渉で劣勢になり、本来取り戻せる過払い金が大きく減ってしまったり、過払い金を取り戻せなくなる可能性があります。

個人で請求する際のデメリットは後ほど（ページ下部にジャンプ）

また、過払い金の返還率は、貸金業者によって異なります。

過払い金請求に対する貸金業者の対応は年々厳しくなっており「10年前は交渉（話し合い）だけで満額取り戻せた会社でも、現在は交渉だと6割で、訴訟までやらないと満額は厳しい（個人で交渉すると半額以下を提示される）」といったケースもあります。

さらに、ローカルな貸金業者（街金など）の場合、専門家が交渉して裁判を行っても過払い金を返金しない業者も一部存在します。

２．めんどくさそう、ハードルが高い

司法書士や弁護士事務所に依頼すれば、過払い金の計算や請求後の交渉、返金まですべてを代行してくれます。

法的な専門知識がなくても、手続きを申し込んだあとは普通に生活しているだけで、半年～1年後くらいには、自分の口座に過払い金が返金されます。

ただし、弁護士しか対応できないケースがあるので注意しましょう。

【関連記事】過払い金請求は司法書士と弁護士のどちらに依頼すべき？

過払い金請求を依頼する専門家の見つけ方は後ほど（ページ下部にジャンプ）

３．費用への不安

「過払い金請求の費用は、取り戻した過払い金の中から清算する」という成果報酬型の司法書士・弁護士事務所が一般的です。

1社あたりの成功報酬は、交渉（話し合い）で過払い金を取り戻した場合は22％（税込）、裁判の場合は27.5％（税込）程度に設定されていることが多いです。

アンケート回答者100名が実際にかかった費用はこちら（ページ下部にジャンプ）

４．家族や会社にバレないか？ 後ろめたい

過払い金に心当たりがあるのに「家族や職場に内緒の借金なので、手続きがバレてしまうのは困る」「ようやく返済し終わったのに、請求をすることで今さら家族に知られたくない」と躊躇している方が大勢います。

過払い金請求経験者100名のうち、75名の方が「家族や会社に知られず手続きできた」と回答しました。

また、個人で過払い金請求を行った28名のうち「家族や会社に知られず、過払い金請求できた」と回答した方は、17人（家族に知られたという人は11名）でした。

【関連記事】誰にもバレない過払い金請求のやり方

また、過払い金請求は正当な権利（不当利得返還請求権）です。

違法な利率で払い過ぎた（本来払う必要のなかった）利息を取り戻す手続きなので、後ろめたさを感じる必要はありません。

【関連記事】過払い金を受け取るとどうなる｜生活への影響は？税金は取られる？

５．生活に影響が出る？ ブラックリストに載るのでは？

過払い金請求後のデメリットを事前に知っておくことで、不安を解消できます↓↓

デメリット①請求先の貸金業者は、利用できなくなるかも

過払い金請求をする貸金業者のサービスやクレジットカードは、解約扱いになります。

また、その会社では新たな借入やクレジットカードの発行ができなくなる可能性があります。

デメリット②返済中の過払い金請求はブラックリストに影響がある

貸金業者に借金がある状態で（返済中に）過払い金請求すると「任意整理」という債務整理扱いになります。

任意整理の場合、信用情報に「事故情報（いわゆるブラックリスト）」が登録され、完済から5年程度は下記をすることが厳しくなります。

「返済中に過払い金請求をした」と回答した方に「信用情報（ブラックリスト）に影響が出て、お金を借りられなくなったり、他社のクレジットカードが使えなくなったりしましたか？」と質問したところ、36人中17名（47.2％）の方は「はい」と答えました。

過払い金で借金がなくなる人もいる

「返済中に過払い金請求をした」と回答した方に「過払い金によって借金を完済できましたか？」と質問したところ36名中15名（41.6％）が「完済できた」と答えました。

また、返済中の貸金業者は残し、完済している業者にだけ過払い金請求すれば、ブラックリストを避けられます。取り戻した過払い金で、返済中の借金を減らしたり完済したりできるかもしれません。

現在返済中で、ブラックリストに影響があるか不安な方は、当事務所（司法書士法人 みどり法務事務所）にご相談ください。過払い金の相談・調査を無料で行っています↓↓

また、生活保護を受給している方は、過払い金を受け取ると収入と判断されます。

受け取る金額によっては、生活保護を受給できなくなったり、福祉事務所に返金しなければならなかったりする可能性があるので、事前に司法書士や弁護士に相談してください。

過払い金請求後、後悔している人は5％

過払い金請求経験者100名に「過払い金請求をしてよかったと思いますか？」と質問したところ、95名の方が「はい」と答え、5名の方が「【しなければよかった】と思ったことがある」と回答しました。

過払い金請求を後悔している5名の声

過払い金請求を依頼する専門家の見つけ方はこちら（ページ下部にジャンプ）

また、2か月以上の支払いの延滞があった場合も事故情報が掲載されるため、ローン審査に落ちてしまう理由は「返済中の過払い金請求」ではない可能性もあります。

※携帯電話を機種変更する場合、事故情報があると分割払いはできないものの、一括払いなら購入できる

【関連記事】過払い金請求のデメリット｜ブラックリストに載らないために

返済中の方も過払い金請求をあきらめないで

過払い金請求の結果、その会社からの借金額より過払い金が多ければ、手続き後に事故情報は削除されます（手続き後はブラックリストに影響がでない）。

また、完済している業者のみ請求を行い、取り戻した過払い金を借金の返済にあてることも可能です。

時効で後悔しないために

過払い金はいつまでも取り戻せるわけではなく、時効が存在します。

2020年4月1日より前に最後の手続き（借入や返済、完済）を行った方は、最後の手続きから10年。

2020年4月1日以降に最後の手続きを行った方は、「最後の取引から10年」または「過払い金請求できる権利があることを知った日から5年」のうち、いずれか早いほうで時効が成立します。

【関連記事】過払い金の時効を図でわかりやすく説明。10年以上前でも大丈夫？

過払い金請求の後悔をなくす方法

１．経験や実績が豊富な司法書士・弁護士事務所を選ぶ

２．返済中に過払い金請求する場合
→ 信用情報への事故情報がいつまで登録されるか（過払い金によって完済して手続き後にブラックリストを解除できるか）確認する
→ 完済している業者だけ請求する方法もある

３．時効がくる前に請求する

過払い金請求のタイミングはいつ｜完済後？ 返済中？

過払い金請求のタイミングについて質問したところ、100名中、64名は「完済後」に過払い金請求を行っていました。「返済中」に過払い金請求を行った方は36名でした。

どの会社やカードに過払い金請求して、どれくらい返ってきた？

過払い金請求を行った消費者金融、カード会社

過払い金請求経験者100名に請求先の業者名を確認したところ、32社の名前が挙がりました。

中でも多かったのは、下記の5社です。

また、吸収合併などがあった三洋信販はプロミス、パン信販は新生パーソナルローンに過払い金請求を行います。

「利用している貸金業者の名前が変わった」「すでに倒産しているかも」という方も、請求先や請求可能かをお伝えできますのでご相談ください。

過払い金がどれくらい戻ってきたか

過払い金請求経験者100名に取り戻した過払い金の金額をうかがったところ「5000円以下」という方から「5社合わせて300万円程度」という方までいらっしゃいました。

過払い金請求で貸金業者と交渉し、返還額（返還率）に納得できない場合、過払い金請求訴訟を行うとより多くの過払い金が取り戻せることがあります。また、過払い利息を付加して請求することも可能です。

※ただし、裁判には費用や時間がかかる（1年以上かかることも）

過払い金請求で裁判まで行った人は少ない

過払い金請求を行った100名のうち、裁判（過払い金請求訴訟）まで行ったのは、12名でした。

過払い金はどれくらいの期間で戻ってきたか

過払い金請求の手続きを始めてから過払い金が戻ってくるまでに「～3か月」と答えた方が31名、「～半年」と答えた方の割合がいちばん多く51名、「～1年」と答えた方が14名、「1年以上」と答えた方も4名いました。

※裁判まで行った方は、手続きを始めてから返金されるまで「半年以上～1年以上」と答えた方が多かった

最近では、過払い金の調査から返還まで平均で6か月～1年程度かかることが多いです。

貸金業者によっては半年以内に返還されることもありますが、交渉が長引いたり訴訟を行ったりすると1年以上かかることもあります。

過払い金請求は、司法書士や弁護士に依頼することが一般的

過払い金請求は、個人で行うことも可能です。

アンケートに回答してくださった方の中には「司法書士や弁護士に依頼せず本やネットで調べて自分で過払い金請求したという方」が28名いらっしゃいました。

しかし、現在は消費者金融やカード会社の経営状況が悪化し、過払い金請求への対応が非常に厳しくなっています。

個人で請求書を送っても発生している過払い金の半分未満しか提示されず、裁判を起こしても時効や分断を主張され手間も時間も多くかかるようになりました。

また、裁判になった場合相手は弁護士を立てて争ってきます。

本やネットの知識だけでは過払い金が十分に取り戻せなくなっているのです。

司法書士や弁護士に依頼すれば、窓口となって対応してくれるので連絡が来ることはなく、貸金業者とやり取りする必要はありません。

【関連記事】過払い金の計算方法を司法書士が解説｜自分でやると失敗する？

専門家に依頼する場合の費用

「過払い金請求の費用は、取り戻した過払い金の中から清算する」という成果報酬制の司法書士・弁護士事務所が一般的です。

相談料や着手金（初期費用）が無料の事務所に依頼すれば、費用の持ち出しなしで過払い金を取り戻すことができます。

調査の結果、過払い金が発生していなかったり、手続き費用よりも少なくなってしまう場合、お客さまの不利益になる（費用が過払い金を上回る）お手続きはしないので安心してください。

司法書士や弁護士に依頼した72名にアンケートを取ったところ、過払い金請求の費用は下記の通りでした。

弁護士・司法書士費用はどれくらいかかった？

※取り戻せた過払い金が「1万円」や「5000円」だったため、司法書士・弁護士から「無料でいい」と言われた方が2名いた（極めてまれなケース）

当事務所（司法書士法人 みどり法務事務所）では、手続きに入る前の面談時に「どれくらいの費用がかかるか」明確にお伝えしています。

過払い金請求を依頼する専門家の見つけ方

また、司法書士や弁護士事務所に依頼したという72名の方に「その事務所を選んだ理由」を聞いたところ、下記のような答えが挙がりました。

また、相談時に「自分が過払い金請求したい貸金業者での実績がどれくらいあるか、返還率はどれくらいか？」を聞いてみましょう。「事務所名 + 口コミ」「事務所名 + 体験談」で検索するのもよいでしょう。

【関連記事】みどり法務事務所で過払い金請求を行った事例と口コミ

近くに過払い金請求ができる司法書士・弁護士事務所がない場合も、現在はスマートフォンやパソコンのビデオ通話で面談が可能な（リモートで依頼できる）事務所もあります。

当事務所（司法書士法人 みどり法務事務所）でも、ビデオ面談を行っているので、来所とあわせてご活用ください。

【関連記事】過払い金の手続きはリモート可能｜過払い金請求の流れを解説

まとめ

過払い金請求を行った100名にアンケートを取り、体験談を書いてもらったところ、請求前の不安を5種類に分類することができました。

また「【過払い金請求しなければよかった】と思ったことがある」と答えた5名の方は、みなさん返済中に過払い金請求をしてブラックリストに影響があったことを後悔されていました。

過払い金請求で後悔しないための3つのポイントを振り返っておきましょう。

当事務所（司法書士法人 みどり法務事務所）では「過払い金があるか」「いくら発生しているか」「どの程度戻ってくるか」「費用はどれくらいかかるか（戻ってくる過払い金から引かれるか）」無料でお調べします。